上場準備ノウハウの記事

初心者向け|経理担当者のためのIPOの教科書③【上場準備はキャリアアップの機会!?編】

本記事「IPOの教科書シリーズ」では、経理パーソンとして正しく理解しておくべき「IPOのいろは」を数回にわたり解説!今回は上場準備がキャリアに与える影響を見ていきましょう。

こんな方にオススメのシリーズです

  • ・上場のことがよく分からない・どんな影響があるのか知りたい方
  • ・IPOを目指している企業の経理パーソン
  • ・経理としてキャリアアップしたい方

前回までのおさらい

 

①上場とは?基礎知識編では、IPOの基礎とそれによるメリット・デメリット、社員への影響を、②上場準備業務とは?変化と影響編では、上場企業と未上場企業で経理の業務内容にどんな変化があるのかを解説しました。

上場企業と同様の経理実務が求められ、あらゆる基準が変わる中でスピードと正確さを保つ…。大きく負荷が上がることが分かったと思います。これを、負担と感じて敬遠する方もいるかもしれません。

ですが、実は上場準備は経理のキャリアにとって、チャンスでもあるのです。

今回は、意外と語られていないそんな側面をお伝えします。

新たなスキルが身に付くチャンス

 

実は、経理実務以外のスキルも大きく鍛えられる上場準備。「決まった処理」の域を大きく飛び出し、全社をあげて、課題解決や改善に向かうIPOならではのポイントです。

経理実務の専門家としてパワーアップ

まず、実務面での変化が多いのは、前回記事でもお伝えした通り。非上場会社の会計基準から上場企業の会計基準へと移行し、業務の幅が広がります。さらに監査法人への対応、証券会社による審査対応、規程整備、場合によっては垣根を越え、総務や人事に関わる内容まで…。なかなか出会うことの出来ない貴重な経験を積み、経理のスペシャリストとしての階段を上がることができるでしょう。

仕組みを作る・変える力がつく

これまでとは違う基準で既存業務を進めることになります。根本的に業務を見直し、組み立て直す機会がぐっと増えるでしょう。予算制度の導入など、他部門との連携が発生することも。担当業務の枠を越えて、会社全体の運営までも見渡すことが必要です。本質的に業務を捉え、視野を広げる機会が増えます。テクニックやスキルではない、自分自身のビジネスパーソンとしての力になるでしょう。

調整・連携・先導し、人を動かす力

新しい基準・仕組みの運用をスムーズにしていかなくてはなりません。経理は上場準備にとても近い部門なのに対し、営業、マーケティングなど他部門は少々距離があります。上場準備への実感は薄いことが多いもの。そこで、経理担当は現場に飛び込み、新しいルーティンへの協力を依頼し、先導し、時には教育をする必要があります。自分の業務ではなく、人の業務の流れを変えてもらう、とても難しい業務です。人に動いてもらうための調整・連携・先導する力が大きく育ちます。

「経理業務」という言葉の範囲を越えた内容が多く、意外だった方もいるのではないでしょうか?逆に言うと、上場準備では、イチ経理担当では経験機会のない種類の業務ばかりと言えます。知識やスキルを磨くだけでは手に入らない、キャリアへ好影響を生むのはここがポイントです。

上場準備を経験した経理は貴重な人材

 

ここまで解説したように、上場準備には多様なタスクがあります。一般的な経理処理と、上場準備では、業務の性質が大きく違うのですね。決まった処理を確実にこなすだけの人材と、仕事を組み立て、人を動かし運用まで整えることができる人材では、大きな違いがあります。「上場準備を経験しています」というのは、後者の人材であることのアピールになり得るのです。

実際に、上場準備の経験を積むために、年収ダウンを厭わず転職するという人もいるほど。上場準備はどの企業でも経験できるものではありません。決して、やさしい業務とは言えませんが、自身の市場価値を高めることができる仕事と言えます。

「上場準備業務」との出会いはレア!?逃さないで!

 

組織の状態にもよりますが、上場準備を始める際は、経験のある人材を外部採用するケースが多いです。特にマネジメント職や主担当は、外部採用をされがち。IPOは、成功するとは限らない、大量のコストを投下した一大プロジェクト。失敗をなるべく避けるため、経験者の知見を求める企業が多いのです。

上場準備の大変さは前述の通りですが、得られる経験値は、幅広く豊かです。もし、「大変そうで不安が多い…」と感じ、この記事にたどり着いた方がいたら、是非、ご自身の未来のためにチャレンジする気持ちを、前向きに持っていただきたいと思います。

まとめ

 

出会える機会が少ない上場準備。この経験をご自身のキャリアにプラスしたい、という方も少なくないと思います。リモート経理部を運営する株式会社タクセルは、IPO経験のある代表3名が運営、コンサルティングを行っています。

アウトソーシング・コンサルティングを請け負う会社に在籍するのも、経理のキャリアにプラスαの幅を持たせやすい環境と言えます。キャリアを見直す際には、事業内容から得られる業務環境についても、幅広くご検討くださいね。

IPOは負荷が高いだけではなく、大きな成長機会です。スペシャリストとしてビジネスの基礎スキル強化が望める業務に、前向きに取り組むことで、経理パーソンとしての未来をひらきましょう!

タクセルはメンバーを募集しています!豊富な機会あふれる環境にご興味のある方は、是非お気軽にお話ししましょう!

 

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この記事の著者

松村康平

代表取締役

大手監査法人で法定監査、管理業務コンサルを経験。IPO準備会社の経理課長という立場で上場準備、決算、税務、事業計画、予算管理、上場準備、MA対応、会計システム導入、ペーパレス化の推進を担当。

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